コロナ鬱が増加/企業が取り組むべきポイント

  • 2020年12月31日
  • 2020年12月31日
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新型コロナウィルスの影響により、テレワークを導入している企業が増えました。コロナウィルスの収束がまだ見えない中、しばらくリモートでの勤務が続く企業も多くありそうです。そんな状況の中、従業員のメンタルケアは人事の重要課題の一つともいえるでしょう。今回は、新型コロナウィルス禍で、企業が取り組むべき事についてご紹介いたします。

テレワークのメンタルヘルスが悪化する要因

【1】コミュニケーション不足やコミュニケーションミスが起こりやすい
従業員が出勤し、顔を合わせて仕事をしていた時と比べ、在宅勤務はコミュニケーション量がそもそも減り、
孤独感や閉塞感を感じる方も多くいるようです。

些細な出来事を、周りに話をしたり困ったことを気軽に相談でき、業務を進めることも難しくなり、相談する相手の仕事状況や顔色が見えないことから、相談をしても良いか躊躇うなど、コミュニケーションにおけるストレスが徐々に溜まることもあります。

普段なら、指導をする際にも相手の顔を見ながら指導できていたことが、一方的なコミュニケーションになったりします。そうした些細なコミュニケーション不足やミスから、ストレスを抱え、コロナ鬱になっていく方も少なくありません。

【2】オンとオフの切り替えができない。
仕事部屋を持っている方を除き、プライベート空間での仕事は、オンとオフの切り替えが難しいという課題があります。仕事が終わっても、そのまま切り替えることができず。仕事モードになりにくく、仕事の集中力が低下や、気分の入れ替えが難しくなります。そのままだらだらと仕事を続けてしまい、気づけば、残業時間が増えたりと、メリハリのある働き方が難しくなります。起きて、洗顔だけ済ませそのまま仕事。という生活を続けていくうちに、精神的ストレスを知らぬまに抱えているケースが増えているようです。

【3】先の見えない不安からくるストレス
新型コロナウィルスの影響で、業績悪化や働き方の変化など、企業を取り巻く環境もめまぐるしく変化しています。給料カットやコスト削減・リストラの危機など、様々な問題に直面をしており、先の見えない不安が募り、ストレスとなるケースも増えています。
 

コロナ鬱、予防や解消のためのポイント

従業員向けに、自らコロナ鬱の予防に努める「セルフケア」・管理職向けに、部下のケアやサポートを行う「マネジメントケア」・企業全体で、従業員を守る「ラインケア」の3つで対策を検討することをお勧めします。

【1】セルフケアの強化/従業員向けの研修や定期的実態調査を行う
何よりも、まずは自らの健康管理を行うことは重要です。その為に、コロナ鬱になりそうな環境を知り、自分でもストレス対策を打てるように周知していくことは大切です。

従業員が自ら、対策できることの代表としては

・出勤の時と同様規則正しい生活を送る
・適度な運動をする
・休憩を意図的にとり、周辺を散歩するなどリフレッシュ時間の確保

などがあげられます。専門家によると、日光を浴びることでストレス軽減にもつながるという研究結果もある為、朝日光を浴びたり散歩するなどをすることも効果的のようです。

また、こうしたストレスケアの方法を周知するだけでなく、定期的に心の健康面を把握できるよう、定期的なアンケート調査を実施し、ストレスに不調が見られそうな従業員に対しては、産業医との面談設定をするなど対策をしましょう。

【2】管理職向けの研修を強化する
日本の唯一の総務専門誌である「月刊総務」が、2020年9月に全国の総務を対象に行った管理職向けのストレスケア研修の実施状況調査によると、約7割の事業所でストレスケアの研修を実施していないと回答しました。メンタルヘルスケアに関する問題のため、人事だけでなく普段の従業員の様子を見ている管理職の協力体制も不可欠です。

管理職向けのコロナ鬱の予防研修を強化し、メンバーの様子を察知できるような体制を整えましょう。また、最近ではリモート勤務の体制がゆえに、相手が不快に思うコミュニケーションなどもあり、「リモハラ」として問題になっています。例えば、相手の家の様子や部屋について言及をしたりすることなど、些細なようで問題になっているケースが多くあります。知らず知らずに不快にさせないよう、合わせて研修の強化をすることをお勧めします。

【3】企業全体でストレス軽減になる仕組み作りをする
またメンバーや管理職の意識や行動だけでは限界もあります。それをカバーするのが、企業としての取組強化です。コロナ鬱でのストレスの要因として先にあげられるのは、コミュニケーション量の不足です。これらを解消するために、企業として取組を行うのも大切でしょう。企業が取り組むべき代表例は、

・チャットツールなどの導入・利用を促す
・1On1制度やメンター制度を従業員向けに導入し、お互いの状態を把握しケアする
・残業時間のガイドラインを引く
・気軽に休憩をし、少しの外出であれば許可をするなどの体制を整える

などがあげられます。外出のラインなどもしき、少し外のスーパーへ買い出しに行く・送り迎えなども可能など、ある程度労務管理をしていれば、どこまで企業として外出などを許可するかなどの指針を決めることで、意図的な休憩やリフレッシュが確保されるのでお勧めです。

いかがでしたでしょうか。
まだまだリモート勤務を交えた就業が続きそうで、企業のメンタルヘルスに注目が集まっています。まだ自社で導入が進んでいないようでしたら、ご参考にしていただき対策に努めていただければ幸いです。

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