【レポート】新型コロナウィルス流行がもたらす中途採用の影響 2020年3月31日時点

新型コロナウィルスが流行し、東京では現在首都封鎖とまで噂されるほど、都市部を中心に深刻な影響を及ぼしています。企業ではテレワークや時差出勤が推奨され、週末は自宅待機で不要不急の外出は避けるなど各地、自粛モードとなっている昨今、もちろん中途採用へも深刻な影響が出ています。今回は、2020年3月末時点での中途市場の動向・予測をレポートしていきます。

求人の動向について
~「求人数は鈍化」。引き続き積極的に採用している会社もあり。企業はまだ様子見~

コロナの影響で、各社求人を止めているのでは?中途採用はされていないのでは?という心配な声がちらほらと聞こえてきます。結論からお伝えすると、中途採用に向けて、求人は少しずつ鈍化してきているものの、中途採用に引き続き前向きに取り組んでいる会社も多く、まだ企業としても様子見の段階です。大手転職支援会社であるパーソルキャリア株式会社(東京・千代田)が3月16日発表した2月の中途採用求人倍率は、前月から0.08ポイント下がり2.52倍で、求人数が前月比2.3%減少した一方で転職希望者は0.6%増加。倍率としては、2カ月連続で倍率が下がったものの、求人数は前年同月比1.5%増えており、新型コロナウイルスの感染拡大が転職市場に与える影響は今のところ限定的だという見られ方を同社は発表しています。また、帝国データバンクが3月12日に発表した「2020年度の雇用動向に関する企業の意識調査」2020年度(4月~21年3月)に入社する正社員(新卒、中途採用を含む)の採用状況によると、「採用予定がある」(「増加する」「変わらない」「減少する」の合計)と答えた企業は59.2%と、6割を下回ったことが分かり、 前回調査(19年2月)の64.2%から、5.0ポイント減少しています採用を予定する企業が6割を下回ったのは、14年度調査(59.5%)以来6年ぶりとなり、少しずつ求人数が減少してきている状況だと発表していますが、まだ6割程度の会社は引き続き中途採用の募集をしています。

求人が減少・停滞をしている業界
~小売り・サービス・イベント・旅行業界・中国などに工場がある製造メーカーなど~

会社の売上が下がると、自社の営利活動や対応に追われ、中途採用をしている場合ではなくなる状況に企業側は追い込まれてしまいます。
まず、影響が出ているのは小売業界。自粛モードの中、来店数が大幅に減少し、売上低下に直結している企業が多数出てきています。10代・20代に人気を誇ったマジェスティックレゴンも、コロナウィルスの影響で客足が遠のき、民事再生にまで追い込まれました。飲食店やアパレル店舗などは、客足が遠のいてもテナント費用など月々の固定費を支払わないといけない為、苦しい実情です。また、旅行業界・ホテル業界・付随して航空業界やバス鉄道などのインフラ周りも、利用者が減少。売上減少だけでなく、キャンセル対応など異例の現場対応にも追われている為、当面は中途採用どころではない企業が多くあられます。
また、製造業にも深刻な影響が出ています。特に中国など海外に工場を構えている製造業は、拠点を影響のない範囲で移すなど対策をしている企業は多いものの、製造ラインの一時停止などを余儀なくされている会社などは影響が出始めています。東京商工リサーチが、コロナウィルスの影響を調査したところ、製造業が「出始めている」という回答が51%と一番高い状況でした。製造業・サービス業の停滞を皮切りに、そうした業界と根強い取引がある会社から少しずつ影響が出てくることは間違いないと思われます。

求人が増えている業界・職種について

エン・ジャパンが発表した、コンサルタントへの意識調査によると、積極的に採用活動をしている企業タイプで上位に挙げられたのは「ベンチャー企業」(36%)、「中堅中小企業」(33%)「外資系企業」(30%)でした。職種は「技術系(IT・web・通信)」(27%)、「営業系」(26%)となります。大手企業が採用停止が相次いでいる中、この機会に優秀な人材を確保しようとWEBなどを活用しながら中途採用に積極的に動いている会社は増えているようです。また、IT系の会社については、急速にテレワークやWEB対応などが進んでいることから自社サービスの売上が好調となる会社も増えており、この業績好調の波にのり、今のうちに採用を増やしておく会社が多いようです。同様に、ECサイトで売り上げを立てている会社などは、ネット販売の動きが後押しをし業績好調とのことです。現在、転職を考えるのであればそうした業界も視野に入れていくのも良いかもしれません。

今後の中途市場で企業・個人にとって大事なこと
~企業側はリファレンス採用も含め、情報提供のアンテナを/個人側は、転職する強い理由があるなら早めの判断を~

求人数の鈍化に加え、個人側も今、転職活動を積極的に行うべきかどうかを吟味し、慎重になっている方が増えてきています。企業・個人側双方慎重に様子を見ている今だからこそ、気を付けるべきことを最後にお伝えします。コロナが終息をすれば、中途採用の求人はまた増えるか。という点ですが、正直まだ正解が見えないという前置きはありつつも、コロナで受けた経済活動への多大なる影響は、今後ますます広がっていくことが予想されるため、幅広い業界への景気不安につながっていくことが予想されます。そのため、もし転職をしたいのであれば少しでも早い方が求人数はあると思われます。特に、すでに退職が決まっていてお仕事がないという方や、業績不安で長く勤められないというような強い理由がある方は少しでも早く転職活動に乗り出されることをおすすめします。ただ、少しキャリアアップしたいなとまだ漠然とした状況なのであれば、焦って転職活動をするよりもまずは、自己分析から始めてみてはいかがでしょうか?

企業側で出来ることとして、個人側も現在は非常に不安が大きくなっています。SNSなどを活用しつつ、積極的に採用を行っている旨をアピールする場を設けていくのも大事になってきます。今、募集しているということはブラックな企業?という偏見も持たれる為、募集背景や売上について可能な範囲で開示しつつ、中途採用を進めていくのも有効と言えるかもしれません。他のライバル企業が、採用を止めている今だからこそ優秀な人材を獲得できるチャンスは今かもしれません。

いかがでしたでしょうか。コロナウィルスの影響がますます大きくなっていくことが予想はされていますが、裏では業績好調の企業もあります。今後の参考に少しでもなれば幸いです。

>誰もが

誰もが"楽しめるシゴト"を一緒に作りませんか?

『ジョブプロジェクト』は、"シゴト"に関するプロジェクト(取組/案件/事業)を立ち上げる企業です。
現在は、大きく分けて、採用支援プロジェクトと人材開発プロジェクトの2つがあります。
採用支援PJには『ジョブプロCMS』。求人検索エンジン(indeed・Google for Jobs等)に対応した求人サイトの構築および運用 + 広告運用をワンストップでご提供しています。さらにWantedlyを活用することで採用を力強く支援しています。
人材開発PJには『日テレHR』。「すべての職場を楽しい職場にしたい」をビジョンに、日本テレビ様と共にHR新サービスを始動しています。
既存PJにジョインしていただいても、新規PJを立ち上げていただいても、楽しめるシゴトになるならば、全力で支援&推進させていただきます。
ご興味がある方がいらっしゃれば、まずは一度お話させてください!

CTR IMG