【解説】目標管理制度MBOとは?MBO導入から注意点まで

  • 2020年12月31日
  • 2020年12月31日
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社員がなかなか定着しない・社員を評価する制度ってどう整えていったらいいか分からない…そんな悩みを抱えておられる企業も多くあると思います。今回は、近年多くの企業で導入が進んでいるMBOについて解説します。もし、これから人事制度の構築を考えておられる方がいれば、MBOは比較的導入しやすく、また運用しやすい目標管理制度のため、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

MBOとは

 近年、多くの企業で導入が進んでいるMBOですが、MBOとはマネジメント・バイ・オブジェクトの略称です。世界的に有名なピーター・ドラッカーという経営学者が提唱した理論で、個人もしくはグループなどで設定した目標の達成度を個人で管理・図る手法のことを指します。

オブジェクト(目標)を自ら設定することで、組織や上司からの強制目標で行動をするのではなく自らの目標に合わせて行動・振り返り・評価を受けることで個人のモチベーションを高めると言われています。しかし、MBOは一歩間違えるとかえって、個人の士気を下げることにも繋がります。

MBOのメリット・デメリット

では、MBOのメリット・デメリットとはなんでしょうか。ここで解説致します。

【メリット】
・従業員のモチベーション向上

強制された目標ではないため、自分自身で目標を設定することで、達成のための行動が主体的になりやすいと言われています。
・具体的施策まで細かく設定をすることで、行動が明確になるMBOは目標を立てて終わりではありません。

あくまで、目標設定というのは一つのプロセスにしかすぎず、MBOでは目標を立て、その行動のプロセスまで細かくウォッチしPDCAを回していくことが重要です。そのため、上司と個人が立てた目標に対してどのような行動をいつまでに実現していくか。といった細かいところまで落とし込むことで、次の目標設定の振り返りの時までの行動が明確になるメリットを持っています。

【デメリット】
・企業の目標と個人の目標大きくかい離する場合は丁寧に目線合わせをするマネジメント力が必要

 MBOでは個人で目標を立てる制度とはいえ組織の目標と大きくかい離してはせっかくの制度も意味がありません。極端な話ですが、営業職に従事する従業員が、「利益を追求する営業ではなく、お客様に寄り添った営業をする」といった目標を立てたとします。会社としては、当然利益を出さなければいけません。

こうしたジレンマを感じることは、多少なりともMBO運用の上で出てくる話だと思います。この場合は、頭ごなしに否定をするのではなく、利益を追求する営業とはどういう営業なのか。お客様に寄り添った営業とはどういう営業なのか、個人の目標設定をした裏側をしっかりと確認し、お客様に寄り添った営業=利益追求となぜ結びつかないと感じているか。両立できないか。といったことを丁寧に考えて組織目標と個人目標を結び付けていくのも上司の役割です。

・業績やノルマの話ばかりで終わらない
企業も業績や、ノルマがあり、従業員にそれらを求めるのは必然ではあると思いますが、目標設定も業績やノルマの話ばかり押しつけていては、従業員のモチベーションがあがりません。
業績達成のために、何ができていないのか。身に着けるべき力とは何か。と、細かくプロセス分解していくことが必要です。極端な話「今期は目標売上100%達成です」とだけ掲げるのではなく、では達成のためには訪問数・テレアポ数・商談のヒアリング・提案力何に着目をすればいいと思っているか。
また必要な知識は何か。などと丁寧に分解していくことが重要です。業績を目標に置くのは悪くないですが、その先に身に着けるべきことについても一緒に言及をしていかなければ、結局は業績達成のためのツールであると従業員のモチベーションは向上しません。

MBOのプロセス

・目標を立てる
こちらの目標ですが、ある程度経営目標を示しながら個人目標を設定します。その際、個人目標の方向があまりにも経営目標とかい離してないか、または簡単すぎないか・難しすぎないかなどバランスを見て設定していくことが重要です。
・行動/進捗管理
定期的に目標に対しての進捗具合を測り、行動の見直しが必要です。もちろん、立てた目標に対して出来るだけ実現をするように行動力をあげていくことは重要ですが、毎回毎回目標が達成されなければ、そもそも達成すること自体が難しいものだと認識され前進しません。進捗状況を見て、適宜行動の変革を促すのも重要です。

・評価の振り返り
運用した結果の振り返りをします。振り返りをしやすいように、目標設定の際にどういう状態であれば、達成とみなすか。というところまで細かくすり合わせをしておくことが重要です。

MBOで気を付けたいこと

・結果だけに捉われず、プロセス評価を忘れない
もちろん、目標評価のため、結果の達成具合を見るのは一つ重要なことなのですが、MBOでは結果に向けてどのように行動をしたのかというプロセスのところまで見て、何が足りなかったのかその行動についての評価も絡めながら評価できるようにしましょう
・目標を強制しすぎない
MBOのメリットは、従業員のモチベーション向上・自主性の向上です。ある程度、経営目標と絡めることは重要ですが上司が何もかも目標を決めてしまってはいけません。バランスを見ながら設定・評価をしていくことが必要です。

いかがでしたでしょうか。
多くの企業が導入をしている制度ですので、取り入れやすい制度です。スタートアップの企業などは、MBOから導入してみてはいかがでしょうか。

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