リモートでの新人研修 ~工夫できるポイントは~

  • 2021年3月31日
  • 2021年3月31日
  • その他

新型コロナウィルスが日本に流行してから約1年が経過しました。第5波の到来などと言われているように、まだまだコロナの終息は見えません。まもなく、2021年度新入社員が入ってくる頃かと思います。まだまだオンラインでの研修や教育は続く見込みです。1年経って、企業はこの1年どのようなことを工夫しながらリモートでの研修に取り組んできたのでしょうか?リモートでの教育のポイントについて、企業の事例を交えながらご紹介していきます。

リモート研修のメリット・デメリットは

【リモート研修のメリット】
・場所や時間の制約が少ない。
対面の時は、会場まで移動をしたりするので、研修の時間以外にも前後は移動時間で使ってしまうなど、時間の制約が多かったです。一方で、リモートの場合は、研修の時間に集合し、研修が終われば解散が出来るため、効率は非常に良くなりました。
また、録画したものを材料に使えば、受講者は、時間を自ら選び受講できるため非常に効率良いものになります。

・コスト削減になる
会場費を抑える場所代や、受講者の交通費や宿泊費などを抑えることができます。

【リモート研修のデメリット】
・集中力の低下
特に講義形式の研修の場合は、参加者は一方的に聞いていることが多く、また多くの場合はカメラオフ・ミュート状態で聞いている為、他のことに意識が移るなど受講者の意識が低下するケースが多いです。
・普段の業務について学ぶ機会には限界がある。
対面で、皆が出社をしている場合には、先輩や上司が行っている業務を見ながら、なんとなく真似してみたり、盗み見して覚えられる業務もあります。また、ちょっとした疑問についても、気軽に質問ができたりしました。しかし、リモートとなると、「こんなことを聞いて良いのか」「もっと調べてから質問しよう」などと、質問に対するハードルが上がり、効率が下がるといったデメリットもあります。

新入社員の不安

ここまで、リモートのメリット・デメリットを解説してきましたが、新入社員たちはどういった不安を抱えているのでしょうか?

・一緒に働く仲間や上司や先輩の顔やどんな人なのか分からない不安
入社して、リモートが続くと仲間や先輩たちの顔や名前が一致しなかったり、どんな人となりなのかが分からず、なじめるのかといった不安を抱えています。
・質問の場がなかったり、質問することに気を使い業務が捗らない。
上記と重複しますが、こんなことも聞いて良いのだろうかということが分からず、業務の進捗が鈍化します。

リモートの新入社員研修で導入したいポイント

・少数精鋭で実施する研修をつくる
大人数での講義形式は、開催側は効率が良く回数も少なくて済むというメリットがあるのですが、受講者側のコミュニケーションがなく、集中力低下などにも繋がります。
全ての講義を少数精鋭で実施する必要はありませんが、いくつかの講義を少数精鋭で行うことで、質問がしやすくなり、研修の中身の理解度促進にもつながります。
また、少数精鋭であれば、カメラオンにして、顔を見ながら研修を受講したりすると、社員同士の顔が分かり、コミュニケーションの促進にもつながります。

・チャット機能を活用する
コミュニケーションを活発にするために、チャット機能を活用するのも良いでしょう。質問だけを投稿するのではなく、うなずきやあいずち、盛り上げる為のコメントなどをどんどんコメントしていって、研修で一体感を出していくと、参加者も主体的に参加できます。

・1on1MTGを定期的に実施する
業務面だけでなく、メンタル面もなかなか非対面だとフォローが手薄になります。リモートの中で、普段のフォローが出来ていないことを考え、1ON1の時間を、しっかり確保しましょう。MTG内では、業務の進捗確認などに終始するのではなく、日常的な会話なども行い、最近の何気ない話もしつつ、悩んでいることなどはないかといったメンタル面でも気にかけていくことが重要です。こうした1ON1では、業務の進捗確認などに集中してしまうこともあるため、メンターに対してどういう質問をすればよいかなどをあらかじめインプットしていても良いかもしれません。

・チームや部署内の交流の場を作る
例えば、「たまり場」という形で業務の時にはいつでも、自由に出はいりができるZOOMなどを用意し、そこでコミュニケーションを取りたい社員同士が集まり、業務をしながら日常の出来事や何気ないことを話す機会を作るのも、社員同士のコミュニケーション活性を図れる良い方法かもしれません。

リモート研修で企業の工夫を紹介
ここで、リモートの新入社員研修で工夫をしている会社のご紹介をします。
(抜粋:)

・ヤプリ社
新入社員入社当日にWELCOMEボードのお渡し
アプリ開発を手掛けるヤプリ社では、「入社を待っていました!」というウェルカム感を大切にし、通常時はウェルカムカード、名刺、ロゴTシャツ等が入った入社キット「Yappli BOX」の配布や、メンターのお迎えを実施しているそう。リモート環境下では、紙で渡していたウェルカムメッセージを「オンライン寄せ書き」にて代替したり、メンターがZoomでお迎えしたりといった工夫をしているようです。

・キャスター
キャスターでは、いつでも相談ができるようにということを大事にしているようです。また、研修終わりにGoogleフォームを用いた小テストを実施して理解度を確認した上で、OJTを実施しているそうです。OJTにおいては、新しいメンバーが孤独を感じたり、誰にも相談できずに抱え込んでしまわないように、相談しやすい環境づくりを第一に心がけているといいます。具体的には、チームごとに相談専用のオンラインルームを常設しておき、聞きたいことがあれば「チャットで連絡→音声で会話」という体制を作っているとのこと。

Web会議ツールをミーティング以外にも活用することで、相談しやすい環境をうまく構築している事例です。

いかがでしたでしょうか?
まもなく、新人が入ってくる季節ですが、工夫次第でリモートでの研修も成功できるかと思います。コミュニケーションが希薄なりやすい状況ですが、少しずつ工夫して、フレッシュな新人を迎え入れましょう!!

Return Top