【人事なら知っておきたい】Z世代の特徴 ~今の学生・若手社員とのかかわり方・採用でのポイントについて解説~

  • 2021年10月31日
  • 2021年10月31日
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はじめに

2023年入社の新卒採用の活動もいよいよ始まりました。最近の若手たちは「Z世代」と呼ばれる世代です。当然ながら、既存の社員それぞれ生まれ育ってきた時代背景が違うことから、世代によって仕事に対する考え方やコミュニケーションの取り方が変わってきます。
「最近の若手は~~」という文句は、どの時代にもある話ではありますが、それぞれ生まれてきた時代・育ってきた背景が違うのは当たり前で、大事なことはそれぞれの時代・背景・コミュニケーションの取り方や、物事の考え方を理解し、適切にお互いが歩み寄ることです。
 今回は、Z世代と呼ばれる若手の特徴について解説し、Z社員の採用や研修などで取り入れたい方法を解説していきます。

Z世代とは

Z世代には、明確な区分がなくアメリカと日本ではZ世代を指す時代なども異なるようですが、日本では主に1997年~2015年に生まれた世代を指すことが一般的です。元々アメリカの小説を発信にX世代・Y世代と派生してきて、現在の若者をZ世代と定義するようになっていきました。一般的な世代の区分としては下記のような区分が浸透しています。

 
・X世代:1960年から1974年生まれ
・Y世代:1975年から1990年代前半生まれ

Z世代の特徴

Z世代の特徴としては、下記のような特徴があげられます。
・デジタルネイティブで、ネットリテラシーが高い世代
Z世代が生まれた時代には、インターネットや携帯・スマートフォンなどが普及している世代で、インターネット関連が当たり前に日常に溶け込んでいるような世代です。そのため、日常の情報収集、連絡手段、娯楽などもインターネットを通じて行っていた世代ですので、ネットを使うことに対して何の抵抗も障害もない世代で、スムーズに検索・情報収集ができる世代です。

男女や、外国籍かどうかなどにとらわれず、個としてお互いを尊重する考えを持っている

例えば、X世代だと男性が外で働き主に家計を支え、女性は専業主婦やパートなどでどちらかというと家庭を守ってきた世代です。そのため、男性は、仕事づきあいをとても大切にし、家庭よりも仕事、家庭のことは女性に任せていたこともあり、苦手な人も多いのではないでしょうか。一方で、Z世代は、男女平等の考え方で育ってきた世代です。そのため、女性も積極的に働くし、男性も育児に参加することは当たり前だという価値観を持っています。また、留学などグローバルな視点も持っているので、ずっと同じ会社でジョブローテーションを重ねてキャリアアップしていくよりかは、自分のスキルを身に着けてその専門性が発揮できる場であれば果敢に挑戦をしようとする考え方も持っています。一つの会社にとらわれるというよりも自分のスキル開発の為に会社を利用するようなイメージなので、場合によっては独立なども視野に入れていることも多い世代です。

仕事だけでなく、プライベートも大事にする世代

パーソルテクノロジーの出した記事によると、Z世代は下記のような特徴があげられるようです。「他の世代よりもワークライフバランスを重視する傾向が見られ、プライベートな時間がとれないような働き方は好まないようです。また、社会への関心や貢献意識が強く、社会課題を解決できるようなプロダクトや社会貢献を重視している企業に興味を寄せるといわれています。それと同時に、安定的で堅実な企業を好む傾向も見られます。性差別やパワハラを決してよしとはせず、理不尽な命令や理由がクリアではない社内評価には決して納得することはありません。」
 X世代などでは当たり前にあった、飲み会、また飲み会による礼儀・作法というのも、納得がなく受付けないこと世代です。Adoさんの「うっせえわ」という歌がブームになりましたが、飲み会でのマナーなどに対して疑問を投げる歌詞は多くの共感を呼びました。

合理性、効率を重視する、仲間意識は高い

多くの情報に囲まれて育った世代の為、自分で情報の取捨選択をしていくことに対して慣れている世代です。慣例などにのっとるだけでなく、無駄だと思うことに関してはあまり同意しない傾向にあります。また同じ趣味などを共有するコミュニティに属していたことから、共感できるコミュニティであれば貢献したり、情報をシェアしようとする意識が働く世代です。

採用におけるZ世代との関わり方のポイント

①口コミ対策はしっかりとする
 ネットリテラシーの高いZ世代は、就職活動や転職活動においては、必ずといってもいいほどネットで情報を探し同時に口コミサイトなどもチェックしています。口コミを見て、その企業の全体感を図ろうとします。口コミなんて当てにならないし、嘘ばっかりだ。と一蹴するのではなく、まずは自社の口コミはどのようなものが書き込まれているか確認しましょう。あまりにも評判が悪いのであれば、そもそも応募を妨げている要因かもしれません。口コミに書かれているようなことが事実でないのであれば、学生たちに実態をみせるように、コミュニケーションを図ったり現場との接点を持たせるなど工夫しても良いです。あまりにも悪質な口コミに関しては、運営サイトに相談を入れるなど対策しましょう。

②応募のやりとりなどは、メールやチャットでできるように用意する
あまり電話という文化がないZ世代ですので、応募の経路が電話だけだと心理的障壁が大きくなります。応募や問い合わせを気軽にメールやチャット、場合によってはLINEなどで気軽に問い合わせができるようにしましょう。

③社員や社内の様子を動画やSNSなどに掲載し、雰囲気を伝える
文字よりも、動画などに慣れ親しんでいる世代ですので、社内の雰囲気などが動画などで伝わるように準備すると、安心感が与えられ、興味関心が高まります。

④面談時には、仕事内容の詳細や今後、自分でキャリアを構築できるイメージを持たせる
会社なのでもちろん、最初から最後まで好きな仕事しかできない。ということはないと思いますが、既に述べたとおり、Z世代は自分でキャリアを選択する意識が強く、また合理性を求める為、その仕事をすることでどんな社会貢献ができるのか、どうキャリアパスを踏んでいくのかといったことをイメージさせる方が良いです。
 例えば、新規営業に関しても、最初は新規営業をやってもらうことで、顧客の作り方、基本的なマナーなどを身に着けてもらいます。その後、ずっと営業を楽しんでる先輩もいますが、3年~5年後くらいには既存営業にいったり、人事に行ったり、企画の方にいったりと各種色んなキャリアを構築してます。 といった、先輩方の情報を与えるのも効果的です。

⑤飲み会はあっても自由参加にする、面談などでも伝える
会社の飲み会は、仲を深めるために大事な手段の一つであるという考え方もありますが、一方で残業代もでない飲み会に行きたくないと考える意見もあります。飲み会は個人が楽しんでいくのであれば問題ないですが、基本的に自由参加だとアナウンスをしましょう

⑥女性活躍や、男性でも育児と両立している人の例を伝え、評価のされ方なども伝える
既に言及してきたとおり、Z世代は個人が平等であることが良いととらえる傾向があります。そのため、男女関係なく活躍している企業や、男性でも家庭とのバランスをもって働ける企業に魅力を持つ傾向があります。これまでは「ワークライフバランスのことを聞くなんてけしからん」という風潮がやや採用の時にはありましたが、採用の時には企業からも聞きにくいことだと思うから伝えるね。と、歩み寄るようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。

Z世代のコミュニケーション、採用時のポイントなどをお伝えしてきました。
Z世代が何か特異なものではなく、各それぞれに生まれ育ってきた時代背景があり、それらを理解することでより円滑な世代間のコミュニケーションは進みます。
特にX世代からすると、Z世代は特異な存在に見えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。採用や入社受け入れ前に、X世代やY世代に向けて、Z世代とのコミュニケーションのはかり方の研修をやっても良いでしょう。様々な世代の方が活躍できる会社づくりの参考になれば幸いです。

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